ねこのトイレのしつけは犬よりは簡単といわれています。
私は、子どもや家内が連れ帰った生まれたばかりの赤ちゃんねこから、成ねこまでこれ
までに5匹飼いました。
特別のことをしたつもりはありませんが、すべてのねこがトイレはちゃんとできるよう
になりました。
1.トイレのしつけのポイント
①トイレを置く場所に注意
ねこがトイレをする時は、無防備になります。そこでねこは、安全な
落ち着ける場所をえらぶのです。
ですから騒がしい場所にトイレを置いても、ねこはしたがりません。
トイレの場所は、廊下の隅やあまり使用しない部屋の隅がよいでしょうね。
ただしねこがしたいとおもった時、すぐにそこにいけるような配慮が必要です。
途中にドアがあれば、あけておく必要があります。
わたしのウチでは、人間用トイレの隅にねこのトイレを置いています。
人間とねこのタイミングが重なる事もありますが、慣れたのでしょう、人が入ってきて
も気にならないようです。
ドアは閉めていますが、前足で器用に開けてはいります。もっとも閉めてはくれませんが。
ただしねこそれぞれ違いますから、すべてのねこが大丈夫というわけではないでしょうね。
②ねこのトイレのサイズは体長の1.5倍程度
ねこがゆっくり用をたすには体長(胸からお尻まで)の1.5倍程度が適当といわれて
います。
ねこの種類によって違いますが、成ねこの体長は平均的に50cm~55cm程度
ですから平均的ねこであれば75~85cm程度が良いでしょう。
③トイレの種類
下記の種類に分けてみました




- オープンタイプ・・・フードのついていないもっともシンプルなタイプ
扱いやすいが、砂が飛び散りやすい
- ハーフカバータイプ・・・少し壁が高く半開きのフードがついたタイプ
ある程度砂の飛び散りを防げる
- ドームタイプ・・・オープンタイプに屋根と出入り口がついたタイプ
砂の飛び散りは防げるが、長毛種のねこには砂がつきやすい。
- システムトイレタイプ・・・二段構造のトイレで、上段にねこ砂、下段に吸着シートを敷いて使います。
臭いの吸着力が強くねこ砂やシートは1週間に一度程度で良いとの事です。
それぞれ使い勝手や、ねこの好き嫌いがあります。まずはオープンタイプを購入し、
どうしても使い勝手が悪ければ、他のタイプを試してはいかがでしょうか。
ちなみに我が家ではずっとオープンタイプを使用しています。
ねこ砂の飛び散りは多いですが、掃除の回数を増やして対応しています。
④トイレをしつける時の注意
最初はどこで用をたせばよいのかねこには分からないことがあります。
ねこはトイレに行きたくなると、床のニオイをかいだり、前足で床を掘るようなしぐさ
を見せます。
もしかしてトイレかな?と思ったらすぐにトイレに連れていき、そっと置いてあげましょう。
けっして「ちょっとまって」等と大声を出して脅かさないことです。
また粗相したときには、すぐにその場所をきれいに拭いて、においを残さないように
しましょう。
においが残っていると、そこがトイレだと勘違いすることがあるからです。
またねこ砂にも気をつけましょう。
ねこはきれい好きですから、毎日尿を含んだ砂や、ウンチは取り除きましょう。
最初が肝心です。ねこをよく観察して、ねこが粗相をする前にトイレに連れて行き、
うまく出来たらほめてあげましょう。
我が家の例では、早いねこは1日、遅いねこでも1週間はかかりませんでした。