神社によく動物が祀られていますね。狐は稲荷神社につきものですし、白蛇、犬、猿、
牛など。では猫はどうでしょう。あまり神社と関係なさそうですよね。
でも猫は、もともと大切な穀物を齧って台無しにしてしまう鼠を駆除してくれる大切な
動物でした。
私は子どもの頃山に囲まれた村に住んでいました。その頃飼っていた猫は、鼠捕りが大
変上手で、よく鼠を捕まえては、飼い主にそれを自慢げに見せに来ていたものです。
ですから、昔は猫を大切に思って、神様にしてもおかしくはないはずです。
そこで、猫神社と検索しましたら、いくつもでてきました。日本各地にあります。
その中で私が住む千葉県野田市の近所、特に東京の猫神社を巡ることにしました。
猫神社その1 浅草 今戸神社


今戸神社鳥居と拝殿
経路
浅草駅から言問橋方向に10分ほど6号線を隅田川に平行して歩きます。
言問橋西詰の交差点を横切り更に進むと右手に台東リバーサイドスポツセンターが見えるそこからやや左手方向への道をたどると100m程で道の左に今戸神社がある。
入り口には沖田総司終焉の地の縦看板がある。
境内
鳥居をくぐると2匹の狛犬が怖い表情で迎えてくれるがその横にちんまりととぼけた顔の猫と犬が石柱の上に鎮座している。


猫は、招き猫との関係でいることは分からないでもないが、犬がなぜここにいるかは分
からない。
拝殿には、大きな招き猫が置かれている。また売店には猫グッズがいろいろとあります。


招き猫との関係


招き猫がこの神社に祀られる様になったいわれは、下記のように伝えられています。
江戸時代末期に、貧しい老婆があまりの貧しさのあまりに、自分が飼っていた愛猫を手放さなければいけなったのですが、ある夜この愛猫が夢枕にあらわれて、「私の姿を人形にしたら必ず福徳を授かる」と言ったのです。そこで、その老婆は、猫の姿の人形を今戸焼きの焼き物のして浅草神社の参道で売ったら、大評判になったというお話。
売店のお兄さんの話では、今戸神社のこの一帯は、江戸時代隅田川の川底の泥を使った
瓦作りが盛んだったとの事です。その副業にこの招き猫が作られていたということでし
た。
まねき猫の発祥の地は他にもありますが、ここもそのひとつです。
もともと今戸神社は、縁結びの神社です。そこに招き猫が結びつき、さらに沖田総司の
終焉の地として、女性の人気を集めるようになりました。
撮影した日は月曜日で、あいにくの雨でしたので、参拝客はそれほど多くありませんで
したが、晴れた土日は、若い女性を中心に行列を作って参拝をするそうです。
神社ホームページより
住所 電話番号,FAX 社務受付時間 |
〒111-0024 東京都台東区今戸1-5-22 03-3872-2703 年中無休 9時から 17時まで 駐車場無し お手洗い無し |
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