元々この地域は花街吉原にも近く、芝居小屋もあったため、下町で賑やかな町でした。その一角にある、失せ猫祈願で有名な神社です。
経路
人形町から小伝馬町方向に5分ほど歩き、右のわき道に入ったところにあります。
小さな神社で、ビルの谷間のようなところですので、最初は少し分かりにくいでしょう。
由緒


拝殿は、本当に小さなものです。もともとこの神社は江戸時代の元禄時代、歌舞伎役者
の関三十郎(2代目)の屋敷内にあったもので、それがいつとはなしに三光稲荷と改
まったといいます。
その後もこの地域の地主の庭に安置され、町内の氏神として崇敬を受けていたとの事。
古くから娘、子ども、芸妓などの参拝が多く、特に猫の守護神として猫を見失ったとき
祈願すれば霊験ありと言い伝えられています。
実際に三島徳七(東大教授-MK磁石発明者)の愛猫が行方不明になった時当神社に
祈願したところ三ヶ月振りに帰ってきたという記録があります。
そのような猫との関係から、拝殿の脇に招き猫が飾られているのでしょう。
また社務所の玄関扉には、失せ猫祈願の申込みが書かれています。

