猫神社②  堀留町 三光稲荷神社


 

 

 

 

元々この地域は花街吉原にも近く、芝居小屋もあったため、下町で賑やかな町でした。その一角にある、失せ猫祈願で有名な神社です。

 




経路

 

 

 人形町から小伝馬町方向に5分ほど歩き、右のわき道に入ったところにあります。

小さな神社で、ビルの谷間のようなところですので、最初は少し分かりにくいでしょう。

 

  

由緒

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拝殿は、本当に小さなものです。もともとこの神社は江戸時代の元禄時代、歌舞伎役者

の関三十郎(2代目)の屋敷内にあったもので、それがいつとはなしに三光稲荷と改

まったといいます。

その後もこの地域の地主の庭に安置され、町内の氏神として崇敬を受けていたとの事。

古くから娘、子ども、芸妓などの参拝が多く、特に猫の守護神として猫を見失ったとき

祈願すれば霊験ありと言い伝えられています。

実際に三島徳七(東大教授-MK磁石発明者)の愛猫が行方不明になった時当神社に

祈願したところ三ヶ月振りに帰ってきたという記録があります。

そのような猫との関係から、拝殿の脇に招き猫が飾られているのでしょう。

また社務所の玄関扉には、失せ猫祈願の申込みが書かれています。 

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